地下タンク貯蔵所の基準の覚え方
蝶はいかん、無情なGメン
第5種消火設備を2個以上設置
いつから豪商に異常説?
試験対策としての地下タンク貯蔵所
出題されるのは「地盤面下のタンク室に設置された、鋼製タンク(二重殻タンク以外)」。
その他の地下タンクについては、余裕があれば手を出す程度で十分。
参考:
地下タンクについては、設置方法やタンクの種類によって分類されます。
- 地盤面下のタンク室に設置
- 二重殻タンク
- 二重殻タンク以外(鋼製タンク)
- 地盤面下に直接接地
- 二重殻タンク
- 漏れ防止構造によるタンク
- コンクリートで被覆したタンクを直接埋設する等
分類により適用される基準が異なります。
試験対策としては「地盤面下のタンク室に設置された、鋼製タンク」について覚えておけば十分です。
位置
- 頂部は0.6m以上地盤面より下
- 2以上隣接する場合1m以上の間隔(倍数100以下では0.5m)
- タンク室の内側と0.1m以上の間隔(壁と10cm以上の間隔)
構造
外面を(規則に定める)保護
設備
配管
配管はタンク頂部に取り付ける
語呂:蝶はいかん、無情なGメン
(頂部に着目、蝶の取扱を取り締まるGメンです)
蝶 :頂部
はいかん、:配管
無 :0.6m
情な :以上
Gメン :地盤面下
漏れ検知設備
地下貯蔵タンクまたはその周囲に液体危険物の漏れ検知設備
「地盤面下のタンク室に設置された、鋼製タンク」の場合には漏洩検査管4カ所以上
消火設備
第5種消火設備を2個以上設置
→頻出。これを知っているだけで得点できる問題も。
なお、消火設備については別ページ。
語呂:いつから豪商に異常説?
(豪商は変わった人なのでしょう、いつからそんな噂が?)
いつから:⑤地下タンク貯蔵所
豪 :第5種
商 :消火設備
に :2個
異常 :以上
説? :設置
ちなみに、第5種消火設備のみで足りる製造所等は⑤地下タンク貯蔵所、⑥簡易タンク貯蔵所、⑦移動タンク貯蔵所、⑩(第一種)販売取扱所の4つです。
語呂:好みの小説?高校に何しに?むいてない
好みの :5種のみ
小説 :消防設備
高 :⑤地下タンク貯蔵所
校に :第5種消火設備を2個以上
何 :⑦移動タンク貯蔵所
しに :自動車用消火器2個以上
む :⑥簡易タンク貯蔵所
い :第一種
て :⑩販売取扱所
ない
タンクの周囲に乾燥砂
→窒息効果による消火
注入口
注入口は屋外に設置する
タンク貯蔵所に共通する基準
通気管
通気管(圧力タンクでは安全装置)を設ける。
通気管の先端
通気管の先端は、屋外では地上4m以上以上の高さとする。
静電気除去用接地電極
ガソリン等、静電気による災害が発生するおそれのある液体危険物のタンクの注入口付近には、静電気を有効に除去するための接地電極を設けなければならない
自動表示装置
液体危険物の場合、危険物の量を自動的に表示する装置を設ける。
その他共通する基準
防爆構造
可燃性気体や粉じんが存在する場所に設置する電気機器は防爆構造にしなければならない